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評価:☆   臭い中毒度:∞


評価表(★:絶賛! ☆:面白い! ◎:良かった♪ ○:普通 △:ややつまらない 凹:ヘコむ ×:観ちゃいけない)


『あらすじ』


 1738年、パリの市場は悪臭に満ちていた。様々な臭気が漂う中でひとりの女性が男の子を出産。異常な臭気の中で生まれた男の子は、類い希な「嗅覚」を持ち、その鼻で様々な臭いを嗅ぎ分け、様々な臭いを求めた。


『感想』


 冒頭、目を背けたくなるよーな市場のシーン、孤児院での子供たちの行動。いや、どんな映画なのかと思っていた、これは「究極のフェティシズム」の世界ですね。神に救われたのか、悪魔の寵愛を受けてしまったのか、主人公・グルヌイユは自分の転機に必ず誰かが命を落とすー設定もゾクゾクさせられます。


 「絶対音感」ならぬ「絶対嗅覚」を持った主人公。彼の思考にはまず「臭い」ありけり。臭いを「保存」すつためなら、手段は選ばない。ある出会いがグルヌイユの臭いに対する執着心を決定的にするシーン、人の生死よりも「臭い」を嗅ぐことで満たされる感覚。


 けっこーツッコミ所もあるのですが、気付くとグルヌイユの思考に感染させられていますw師匠となる香水師・バルディーニ、枯れてしまった自分の才能を嘆きながらも、グルヌイユの才能を独占し、ある意味でバルディーニの一言によって、グルヌイユの「狂気」が開花してしまったかと。


 主人公のグルヌイユの役者さん、ほとんど喋りません。それどころか、表情もほとんどありません。しかし、感情のこもっていない瞳と鼻の動きで見事に狂気の探求者を演じています。若い女性の「体臭」こそ究極の香水の材料になると気付いてからの行動は、サスペンス要素も。


 中盤過ぎから加速度的に「究極の香水」作りが進み、グルヌイユの欲望とそのターゲットになった娘の父親との攻防戦が面白かったりするのですが、なんでも「臭い」で行動する主人公自身に体臭がないとゆー皮肉な一面があったり(臭いがないから町中の犬たちにも気付かれることなく「体臭収集」できたワケね~)


 師匠の香水師にダスティ・ホフマン、娘を必死に守ろうとする父親に「ハリポタ」のアラン・リックマン(今回も気難しそうな表情がナイスです)しかし、有名なのはそのふたりだけ。あとは、ほんとど無名な役者さんばかりなのに、恐ろしいほど引き込まれてしまいます。


 評価は「★」でも良かったのですが、やはり気になる点も。あの「究極の香水」を作るあたって、収集する地域があまりにも狭いこと。だったら、もう少しスケール感を出して、諸国を旅して様々な人種の「体臭」をあの方法で収集して、最後に故郷であのヒロイン?の娘でも良かったかな。


 で、例のクライマックス。確信的に「香水」の力を使ったグルヌイユ。いやぁ~どんだけの「力」を持ってるんだよ、その香水Σ(゜口゜!!)なんとか正気を保ったままグルヌイユに近づいたリシ(アラン・リックマン)も、その力(香水)の前では無力_| ̄|○ユルシテクレ


 印象的だったのは、主人公が涙を流した理由。臭いを愛でることでしか、人との交わることが出来ないグルヌイユが求めていたには、初恋の女性を愛し、愛されること。究極の香水を生み出したことで、人々から崇められた主人公が最後にとった行動は、人々の中に自分とゆー存在を残す唯一の方法だったのかも。

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