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2007.02.24 さくらん

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評価:◎  粋と情事 7:3


評価表(★:絶賛! ☆:面白い! ◎:良かった♪ ○:普通 △:ややつまらない 凹:ヘコむ ×:観ちゃいけない)


『あらすじ』


 江戸の一角、夜ごと女たちが色香を漂わせる吉原遊郭。幼くして、女郎屋「玉菊屋」に売り飛ばされた少女は「きよ葉」と名付けられ、女郎として下積みをさせられることに。しかし、とんだ跳ねっ返りな性格が仇となり、折檻される毎日。


 そんなきよ葉の教育係りになったのは、玉菊一の花魁・粧ひだった。似た者同士、反発しながらも粧ひは、きよ葉の才能をいち早く見抜き、自分が遊郭を去る歳に簪を譲る。「人から多くモノをもらうとゆーことは、恨みも多く買うんだよ」とゆー言葉を残し、玉菊屋の花魁は去ってゆく。


 


『感想』


 えーと、感想を書く前に、ひとつお聞きしたいんですがこの作品の監督・蜷川実花とゆー人は、舞台演出家の蜷川幸夫さんとは親子関係?赤の他人?いや、ほら、「蜷川」ってけっこー珍しい方の名前だと思うのですが、どーなんでしょ?w


 主演、原作、脚本、音楽、演出全て、女性!冒頭から遊郭の女性たちがここぞとばかりに「艶」を出して、キセルをくわえる姿にウットリ♪で、さっそく「きよ葉(土屋アンナ)」がひと暴れ(ドロップキック?)を女郎仲間にお見舞いする演出、好きです。


 で、目を疑ったのが…そんな「きよ葉」を玉菊屋に売りにきた女性。小泉今日子さんです。これだけであれば、別に驚くことなんてなりもありません。女優さんなんですから…ただ、この映画には元・旦那さんの永瀬さんも出演してます(昨年の紅白に続けとばかりに)。直接同じシーンはないdすが、間接共演ですね。(はい、いつもの通り脱線)


 観ているとかなり「SAYURI」とカブるんですよ。こっちは女郎、あっちは舞妓の話ですが、幼くして「色香の世界」に放り込まれた女の子が目の当たりにする、極彩色と情事。前半は、女優たちの体当たりの演技に目を丸くすること間違いないしです。(管野さん、木村さん、その他大勢ありがとーございやしたm(_ _)m)お風呂シーンで「あの歌」を思い出してしまいましたw


 で、土屋アンナさん。正直、演技はそんなに上手いとは思えないんですが「下妻物語」同様に人を惹き付ける力は持ってますね。今作でも「演技」とゆーよりは「素」でやってるんじゃないかと思えました(別に「素」の土屋アンナさんのことは知りませんがw)


 で、この作品の世界観に椎名林檎の曲が超ハマリます。椎名林檎の曲が好きなら、場面場面で流れる彼女の曲にニンマリしてしまうこと確実。むしろ、隠れキャラで椎名林檎が何処かにいるんじゃないかと必死に探していたら…小栗旬がいました(ホント、チョイ役w)


 玉菊屋でそれなりの地位に昇ったきよ葉は、高尾とゆー花魁と火花を散らすワケですが。ふたりの取っ組み合いがはじまる寸前、高尾が吸っていたキセルをポイッと…あぁ、コレがあの「吉原炎上」の原因なのかと、違うことを考えてしまったワケです。


 高尾の謀によって、初恋は儚くも散り、そのエネルギーを女郎として燃やすきよ葉は観ていて面白いのですが、これだけ艶やかなセットと土屋アンナとゆー強烈なキャラを起用している割に展開は、けっこー淡々としているんですね~。


 実は、たましょく、今最もカッコイイと思う女性が「土屋アンナさん」なんですが、こーゆー役がハマり役ですね。高尾の不慮の事故で花魁とり「日暮」と改名した彼女が、上玉だけを相手にするんじゃなくて、自分を思ってくれる客を大事するシーンとか好きでした。それと女将役の夏木マリさん、さすがの存在感です。


 かつて、粧ひの「情事」を目撃してしまったきよ葉(日暮)が、花魁になって自分に付いている女の子がその現場を目撃するとろで粧ひ同様に淫靡な微笑みをするシーン、ゾクゾクさせられます。そして、粧ひの簪をその子に受け継ぐ様は、幼い日の自分に重ねているんですね(この子が元々・高尾が世話していた娘とゆーのもポイントでした)


 ところで、「花魁(おいらん)」とゆーのは、相撲で言うところの「横綱」みたいなもんなんですかね。その女郎屋の看板娘みたいな。本編の中で何故か一番覚えているセリフが「声は出すんじゃねぇ、漏らすもんだ」でした。思わず「なるほど」とー心の中で呟きました。


 物語は、終盤になって日暮とある武士の結婚話へと発展。この縁談が無事まとまれば玉菊屋としても万々歳(あれ、この展開も「SAYURI」に…)なのですが、女郎とゆー職業の性と、日暮は言葉にこそしませんが、真に振り向いて欲しい存在がいるワケです。倉之助の最後の笑顔、すっごい好きでした。


 クライマックスらしいクライマックスはなかったのですが、ラストシーンはなんとも色鮮やかでした。「金魚は、川に流すと3代で鮒になる」とゆーセリフがありましたが、日暮は鮒じゃなくて、蝉になるんですかね(ご隠居゚・(つД`)・゚)ところで、遊郭の入り口の上の水槽の金魚…すっごい良かったんですケド、どーやって「餌」をあげているのか、ずーと気になってしまいました(また、どーでもいいところで)あ、あと、エンドロールが縦じゃないのも最近では珍しいんじゃないでしょーか。

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