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評価:★  心意気:100%


評価俵(★:絶賛! ☆:面白い! ◎:良かった♪ ○:普通 △:ややつまらない 凹:ヘコむ ×:観ちゃいけない)


『あらすじ』


 ニュージーランドの片田舎・インバカーギルで暮らす老人、バート・マンロー。薄汚い小屋にしか見えない家の前で早朝から愛車のエンジンを爆音で吹かし、隣近所の迷惑を省みない。40年前に購入した1920年型インディアン・スカウトをこよなく愛し、いつかはライダーの聖地と呼ばれるアメリカのボンヌヴィル塩平原で愛車の性能を試すことを夢みる。


 なんとかアメリカへと渡り、レースに参加しようとするも財産も微々たるモノ。おまけに心臓を患い医者からも「無理をするな」と言われる始末。しかし、彼はボンヌヴィルの地を踏まずして人生を終えようと思ってなかった。国内での数々の記録を塗り替えたバートは、人生の最後に愛車こそ「世界最速」のバイクであることを証明する為に奮起する。


『感想』


 先週、この作品のことを知り、即前売り購入。「ちょっと期待してるぐらい」の感覚だったのですが、テレビ見ていたら、CMでお●ぎが…正直、彼(彼女!?)の言うことをまともに信じてはいけないと思っていたので、ひょっとしたら「ダメなのか?」と思っていましたが…


 日本人で例えるなら、「江戸っ子」みたいなバートが、自分の感覚だけを頼りに、バイクを改造し、購入当時87キロしか出なかったインディアンは、いつしか100キロオーバーもあたり前に。しかし、愛車には速度計もついてない。バートは自分の愛車がどれだけの速度を出せるのか、知りたくてウズウズするんですよ。


 レースに出場する以前に、渡航資金もないバート。バイクの部品は手作り。ジャンクを品を溶かして、隣の家に住む少年・トムに手伝ってもらいながら、改良をしてゆく。金がかけられないから高速に耐えられるタイヤを買うことも出来なくて、古いタイヤをトムの家のナイフで削って、高速走行をなんとか可能にしちゃう技術力!


 ちょっと鼻つまみ者ながらも、街の人々から温かく見守られているバート。地元の単車クラブの仲間たちからも励ましてもらったりして、ボンヌヴィルへの思いは尽きない。そんな中、街の暴走族と成り行きでバイクレースをすることに…絶対的に不利な状況から一度は追い抜くも砂浜とゆー悪条件とまっすぐ走ることのみに重点を置いているインディアンは敗北してしまう。それでも、バートは、自分の作り上げた愛車に可能性を感じるあたり、本当に不屈です。


 トム少年との会話の中で「夢を追わない人間は野菜と同じだ」とゆーちょっと「?」なセリフがあるのですが、トム少年が「何の野菜?」と聞き返すところで、アンソニー・ホプキンスが「キャベツ」と言うのですが、発音が「キャベチュ」と言ってるのがすっごい可愛かったですw


 何とか資金の目処がたち、愛車の最終調整も済ませて、アメリカへと旅立つバート。トム少年の父親から「(みっともないから)庭の草むしりやれよ」と言われ、旅立つ前にスッキリさせよーと、すっごい方法で「草むしり」をするところ、会場が笑ってました(≧▽≦)(ブヒャヒャ! 「何で、消防がくる?」と不思議がっているところは天然ですw


 ニュージーランドを旅立つバートは、街の人々から応援されるのですが…ガソリンスタンドで給油をしているところで、あの暴走族たちが。一瞬、顔を曇らせるバートだが暴走族たちは「餞別だ」と言って、資金援助してくれるんですよ。偉大なるライダーに対する彼らの最大級の送り出しに涙が自然と出てきます゚・(つД`)・゚


 なんとか、船で出国するも旅費を浮かすために船内ではコックとしてまかない飯を作り、船員たちともうち解ける。しかし、時間の都合か多分もっとあったであろう船内のシーンは、あっと言う間に終わってしまい、アメリカ本土へと到着するバート。


 基本、江戸っ子みたいな性格だから、細かい説明とか出来ない。税関で渡航目的を聞かれても「新記録を作りきた」とかちょっと不器用なことを言ってしまうケド、ちゃんとそーゆーのが伝わる。なんとかアメリカに入国したバートは、様々な人と出会うのですが、見ているこっちは騙されちゃうんじゃないかとハラハラしっぱなし。夜の街をタクシーに乗りながらアメリカの街並みを少年のように眺めるバートの姿がとても微笑ましい。


 本編の中で、バートは「耳が遠い」設定で、その演技は細部に渡るまで徹底されていて、観ているうちに「コレって、演技じゃなくて本当に耳が遠いんじゃないのか?」と信じてしまうぐらいに。タクシーの運転手との会話の中で「耳は少し悪いが、頭は悪くない」と胸を張って主張して、チップとして10セント渡すところ良かった~w


 目的地のボンヌヴィルに向かう道中、バートはけっこー怪しい人々と遭遇するも彼と逢った人間は、ついつい彼を応援せずにはいられなくなっちゃう。男女問わず、彼を手助けする。バートもただ世話になるだけではなく、自分がしてあげられることは精一杯する。アメリカに到着したバートが中古車を買うためにディーラーの男のために車のエンジンを調整してあげるエピソードや、インディアンの男との物々交換など本当に微笑ましい。


 目的地に着くまでの旅は、平穏じゃない!愛車を牽引していた金具が壊れ、道に車を止めていれば警官に問いつめられ、その度に「本当に大丈夫?」と思ってしまうのですが、バートの心は、目先の問題よりもとにかくボンヌヴィルに到着することだけを願っていてて、小賢しい言い訳もしないし、楽をしよーともしない。


 やっと、長年夢見たボンヌヴィルの地を踏みしめたバート。その時、バートの目が潤んでいるですよ。その表情を見ていたら、彼が本当にこの地に強い思いを寄せているのが伝わってきて、老練なアンソニー・ホプキンスの演技にヤラれちゃいます。


 目的地に着いたらからと言って、ここからまたもや波乱でして。会場に着たって、レースエントリーをしてないバートは、参加出来ない!バートの熱い気持ちに理解したレースの常連が次々と彼を支援してくれるも、誰もが「ちょっと走らせれば気が済む」ぐらいにしか最初思ってない。本人もバイクも年代モノ。レースの規定をクリアしていないだけに「事故」が起こったら困ると二の足を踏む開催者。


 それでも、地球の反対側からやってきたバートは諦めない!あつかましいぐらいにライダー仲間由たちに「なんとかしてくれ!」と懇願し、そんなバートの情熱が伝わりテスト・ランを受けることが出来、憧れの地で愛車を走らせることに。テスト・ランで、愛車の最終調整をするバートは、高速走行時の欠点をつぶさや分析し、その欠点を補った上で、制限速度の無い道で試運転をするんだケド、すれ違ったパトカーの慌てっぷりがウケますw


 レース当日、会場に集まった関係者たちから思わぬプレゼントをされるバート。誰も最初は彼を笑っていた。それでも、彼のまっすぐな気持ちに「心意気」を揺さぶられて、みんなが彼を支える様は、とても美しい。周りの参加者たちは、最新のバイクで参加する中、遂に40年前のインディアン・スカウト(改良型)で本番に挑むバート。


 果てしなくどこまでも続く白い大地の上に、摩擦熱で黒く焦げた一筋の線の上、仲間たちに支えてもらいながら、スタートするインディアン・スカウト!走り出しだしたインディアンには、速度を落とすためのパラシュートもブレーキも無い。運転をしているバート自身も身を守るモノを極力減らし、火傷防止の為の包帯までも外し、自ら足を犠牲にしても厭わない覚悟。スタート前、心臓病の抑えるための錠剤(ニトログリセリン)を燃料タンクに一錠入れるところ、グッときました。


 誰もが老体とアンティークな車体に期待をしてなかった。しかし、1マイル、2マイルとインディアンが進むにつれ、会場の興奮度増す。ただまっすぐと地平線の彼方を見つめるバート、白い大地を赤いロケットのように突き進むインディアン。この瞬間、先週の比じゃないぐらいに超大泣き゚・(つД`)・゚最終マイルを通過した時、時速は324キロを達成っ!+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚


 新記録を樹立したバートとインディアン号は、それを察したかのよーに白い大地へとバランスを崩して倒れる。この時、一瞬「え~Σ(゜口゜!!)」と思ってしまいました。ニュージーランドで、バートの健闘を祈っていたトム少年がバートからの連絡を受け、大喜びするシーンも良かった~(バートのいいつけを守って、レモンの木に…もw)


 あらゆる逆境をはね除けて、世界最速のマシーンを作り上げたバートが帰国し、目にしたモノはキレイに手入れされた庭。このシーン、最後の最後で、更に泣かされた。文句を言いながら薄汚い小屋こそが、一番落ち着く場所だと言って喜ぶバート。


 まさか、ここまで泣けて、こんなにも興奮して、ここまで心奪われるとは!最後のテロップで、彼がその後もこのボンヌヴィルのレースに参加し、最後に出場した時の記録は未だに破られてないとゆーのが凄い!歳や境遇とゆーのは夢を叶える上で大きな障害になるかもしれないけれど、「諦めない」気持ちを持ち続ければ、叶うんだと。


※あの~バートさん、「聖地」と言ってるのに、小●しちゃダメでしょwでも、あのシーン面白かったw(インディアン秘伝の前立腺治療薬即効性高いですw)

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