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評価:○ 波乱度:35%


評価表(★:絶賛! ☆:面白い! ◎:良かった♪ ○:普通 △:ややつまらない 凹:ヘコむ ×:観ちゃいけない)


『あらすじ』


 14歳でフランスの王太子(ルイ16世)の妻として、オーストリアから単身、フランスへとやってきたマリー・アントワネット。過去の全てを手放し、ヴェルサイユ宮殿とゆー名の絢爛豪華な「牢獄」で何もかもが監視下に置かれた彼女の半生の物語。


『感想』


 さて、たましょくは「時代劇」同様に「歴史」モノもあまりチェックしない質なのですが、苦手なモノでも観てみるとけっこー面白いこともあると思い、チェックしてみました。マリー・アントワネットと言えば…やはり「ベルバラ」ですね。でも、それぐらいしか知らないので、彼女が松子並に墜ちてゆく様が描かれているのかとワクワクしていました。


 冒頭の嫁いでゆくシーン。何故か分からないケド、泣けた。えぇ、いきなり。愛犬のモップスとの別れとかそーゆーのじゃなくて、寒々とした景色の中、何時間も馬車に揺られて、未だ見ぬ夫(ルイ16世)の似顔絵だけをしげしげと見つめている彼女には、不安と希望、どちらが勝っていたのか考えてしまいました。


 着替えひとつにしても、彼女は自分の意志では出来ないことにストレートに「バカみたい」と言うシーン。恐れを知らないのか自由奔放なのか、好感が持てるセリフでした。故国の母からの手紙に「世継ぎ」の話が出てくると、「コレって、フランスの「大奥」なのか」と強く感じます。


 王室と言っても、貴族たちは下世話なもんで、ルイ15世からして、人目もはばからず愛人といちゃつく始末(あー華麗なる一族で似たシーンが…)新婚初夜、あんな多くの人間に取り囲まれながらベットに入らなきゃならんって。


 心を開こうとしない夫、周囲からプレッシャー、そりゃ「息抜き」もしたくなるわ。観劇していた彼女が拍手をするシーンが凄い良かった。上品な振る舞いをする貴族たちの中で、とても人間らしく描かれていて、そんな彼女に釣られて、周囲が舞台に向かって拍手を送る。この時の笑顔が好き。


 夫の愛情を感じない彼女が物欲とギャンブルに溺れてゆく様がテンポの良い音楽に合わせて、極彩色の衣装とデザートが代わる代わる登場。それでも毎日繰り返される「儀式」のよーな生活に彼女の心は疲弊していたんだと。


 ルイ15世の崩御、18歳で王妃、待望のご懐妊。周囲のプレッシャーから解放された彼女は別荘で娘とのびのびと生活する中で、貴族同士の上辺だけの付き合いに嫌気がさしていたのか。また、夫が与えてくれなかった「愛情」をフェルゼン伯爵との関係で満たしたのは、それが彼女にとって初恋?だったからなんだろーか。(仮面舞踏会でフェルゼンが何故、仮面を付けてなかったのか疑問だケドw)


 王女の浪費癖に忠告をする家臣たち。面白かったのが、国民の不満の声が高まる中、「パンがなければ、ケーキを食べればいい」とゆー有名なセリフを彼女が「言ってないわ」と否定するところ。今も昔もそーゆーのは変わらないんだなぁ~と。


 やっと王太子(長男)が誕生して、財政は厳しくなるも本当の意味で彼女は役割を果たしたと思ったのも束の間…言葉ではなく、あえて「絵画」で見せるあたりの演出ももの悲しさが伝わってきました。そして、彼女の束の間の幸せは「フランス革命」の足音によって、かき消される。


 クライマックス?ヴェルサイユ宮殿を囲む暴徒たちに向かって、深々と頭を下げる王妃マリー・アントワネットの姿には、運命を受け入れた彼女の強さがうまく表現されれいたかと。全体を通してもっと「悲劇」なのかと思ったら、宮殿での「しきたり」にも慣れ、自由奔放に生きる彼女の姿の方が多く描かれていたかなぁ~と。


 しかし、最後があっけないとゆーか、中途半端。ヴェルサイユ宮殿を後にする馬車の中から外を眺めて終わるんだケド「え?ここで終わり!?」と感じてしまいました。その後、彼女は夫と共に裁判にかけられ死刑になるのですが、まったくそこまでは描かれておらず、あくまでもヴェルサイユ宮殿の中でのお話で終わらせてしまっているのが、ちょっと残念。


 もっと運命と時代に翻弄された彼女の悲嘆さが伝わってくるのかと思っていましたが、それほど「激動」とゆー印象は受けませんでした。

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