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 評価:◎  無実度:0.1%


評価表(★:絶賛! ☆:面白い! ◎:良かった♪ ○:普通 △:ややつまらない 凹:ヘコむ ×:観ちゃいけない)


『あらすじ』


 面接を受けに行くために、満員電車に乗り込んだフリーターの金子徹平。上着が電車のドアに挟まれてるとゆー災難に遭い、面接を受けに行くにもかかわらず、履歴書を忘れる。そして、彼は電車内で「痴漢」の現行犯として、被害者によって逮捕されることに。


『感想』


 正直な印象として、有名な俳優を使った「裁判教材ビデオ」と感じました。序盤こそ、勾留所で主人公・徹平が日常から突然「被疑者」とゆー立場に陥り、葛藤や戸惑い、先輩勾留者によるアドバイスなど、多少面白く描かれていた部分もありますが、起訴され裁判が始まってからは、淡々とその有様が描かれる。


 この作品では、登場人物を全て平等に描いています。観ていても「主人公が無実であって欲しい」とゆー思いよりも、何をもって「有罪」とされるのかそちらの方に比重が置かれているよーな。徹平を取り調べる刑事、起訴する検察官、徹平に個人的な恨みはなくとも「被疑者(被告人)」には、容赦しない姿勢は、「罪人」を増やそうと躍起になっているよーに思える。


 最初は字幕があることで、意識がそちらに集中してまいましたが、誰がどんな発言をしているのか、観賞してゆく過程でとても分かり易いと。徹平を弁護する側、弁護士、母親、友人、冤罪で控訴中の男などそれぞれが徹平のために「無実」を証明しようとする中、担当弁護人のひとり、須藤が「被害者救済(痴漢にあった女子中学生)」に思いを滾らせるところなんかは、数少ない「ストーリー」を感じ点でした。


 傲慢な取り調べや調書作成、裁判官の変更、被告人となった主人公には「安堵」なんてまったく訪れない。しかし、それは被害にあった中学生も同様。裁判所の証人台に立たされ、検察、弁護両方から質問される様は、被害者でありながら「何か責められている」よーに感じてしまうんじゃないだろーか。人を「有罪」「無罪」にするには、発言の1つ1つに慎重さが求められるのは、理解できます。


 途中、弁護団は再現VTRの作成をすることに。客観的に事件当時を考察することで見えてくる真実(徹平が腕を後へとずらすことで電車のドアにぶつかるとゆー事実)しかし、ココに違和感を感じます。弁護する側は「無実」であることを前提に再現VTRを製作してるんです。再現するにあたって、中立(公平)な人間を起用してやった方がもう少し説得力があるかと(実際にこんな再現VTRを作る弁護団がどれぐらい居るのかは知りませんが)


 物語は後半で、重要な証人が出廷することで大きく動き出します。この証人の存在は、痴漢が起こった時の主人公、被害者、目撃者、駅員それぞれがその存在を認識しながらも、証人の発言に関してはバラバラだっただけに、その発言に注目。発言内容は徹平が言ってた通りでしたが…


 判決が言い渡され、立ったままそれを傍聴する徹平。裁判官の言葉には「なるほど」と頷ける説得力を持った部分(「上着が挟まっていたことは証明された」「しかし、証人の発言は、痴漢をしてないとゆー決定的なモノではない」)罪を犯してなくとも「有罪」になるとゆー「被告人」には、目の前が真っ暗になるよーな最後。


 果たして、真犯人は?とゆー一番知りたい部分は明かされず、無罪を主張したばかりに1年とゆー月日を費やし、裁判で戦い、最後まで自分を信じた男は、実刑判決を喰らう。報われないケド、「やってない」ことを証明できねば、やってなくとも「有罪」とはなんともやるせないです

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