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 評価:☆


 評価表(★:絶賛! ☆:面白い! ◎:良かった♪ ○:普通 △:ややつまらない 凹:ヘコむ ×:観ちゃいけない)


 『あらすじ』


 雑誌のライターをする明日香は、締め切りに追われていた。多忙さの中、ふと目を開けると見知らぬ白い天井が視界に入る。手足と体を5点拘束され、誰かの悲鳴が遠くから聞こえる。状況を飲み込めない明日香の前に無表情なナースが現れる。


 ナースの説明で、自分が精神科の隔離病棟の一角「クワイエットルーム」と呼ばれる部屋に拘束されていることを知る明日香。仕事の締め切りに追われていた明日香は、退院を希望するが、ステンレスの心を持つナースの江口によって無下に却下される。


 『感想』


 今月は、これ1本しか観られないので、もしもハズレだったらどーしよかーと期待と不安が入り交じっていたのですが、観終わったあとは「アタリ」を引いた気分でした♪松尾スズキの作品を観るのは、コレがはじめてだったのですが毒のある笑いと人の本性にメスを入れるよーな演出に脱帽。


 主演の内田有紀。今まで女優として特に注目していたワケではないですが、離婚を機に女優業再開したことで、作品の中では新境地を開拓するかのよーな目を見張る演技。整った顔立ち繰り出されるユーモア溢れる表情。冒頭の5点拘束で体が動かせない中での、目の演技から引き込まれます。


 そんな明日香を隔離病棟でサポートする拒食症患者のミキ(蒼井優)。昨年の「フラガール」での演技も鮮烈でした。今回は、見た目の奇抜さで度肝を抜かれながら、クールで面倒見の良い性格を持つ役。「拒食症患者」とゆー設定だけにウェイトを絞っている。隔離病棟全体を一歩さがった立場から観察しているよーな一面も。


 明日香が目覚めた「クワイエットルーム」の天井の白さは、やっぱり「エヴァ」へのオマージュなんだろーか(庵野さん、出演してますしwあと、娯楽室?のテレビアニメも…)中盤ぐらいまでは、表層的な笑いの強調しながら、明日香は「自分は、大丈夫」と心に言い聞かせながらも、一癖も二癖もある連中を前にしどろもどろする演出は、観客と明日香の視点が同じになっているよーな感覚。


 目覚めた明日香は、ところどころ記憶が飛んでいて、その記憶が後半で明日香自身を「クワイエットルーム」に来させざる得ない状況を作り出していたことをサイアクな形で知ることに。そんな明日香の彼氏役・鉄雄(宮藤官九郎)。ぶっとんだ性格で笑わせてくれるのですが、明日香を思う気持ち強さが伝わってくるシーンでは、「クドカンやるな~」と感じます。


 隔離病棟の中には様々な住人がいるのですが、明日香はミカとの会話で、自然と距離感を掴む感じも描かれていたりして、まるで職場や学校での「派閥」を表現しているのかな~と。そんな中、明日香がある人物と接触することで、「詮索」され、それが引き金になってしまう様は、土足で心の中に入られてしまったよーな感覚。


 印象的なシーンがいくつかあるのですが、ナースの山岸(平岩紙)が濃いメンバーに紛れながらあっさりとした存在で小さな笑いとホロリとする演技を見せてくれるところが好きでした。あと、明日香と同室だった「栗田」の女優さんって…「サビるな、ひで子」の人?チョコを何処に隠していたのかは詮索しませんが、なんとも…まさにあのパズルの絵柄のよーな感じなんでしょーね。


 りょう演じるナース江口は、ステンレスの心を持った人間とゆーことだったケド、実は誰よりも住人たちに対して必死に接している印象だし、まさに自分の命すらも投げ出すぐらいの覚悟を感じます。(首の傷のシーンは、ちょっとホラー入ってましたがw)


 劇中でミュージカルのよーなシーンがあって、「恋のフーガ」に合わせて内田有紀やその他諸々が踊るのですが、なかなか見事な振り付けで、エンドロールで松尾スズキが振り付けをやっていることを知り、そんな才能まであるのか!と驚かされました。


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前売り特典:オリジナルトートバック
(実用的で嬉しいですケド、もったいなくて使えないw)

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