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 評価:☆      心の力度:80%


 評価表(★:絶賛! ☆:面白い! ◎:良かった♪ ○:普通 △:ややつまらない 凹:ヘコむ ×:観ちゃいけない)


 『あらすじ』


 母親の再婚を機に一人暮らしをはじめることにした香恵。鏡の裏の戸棚に置き忘れられた1冊の日記を目にする。そして、窓の外で香恵の住む部屋を見上げるひとりの男性。後日、その彼は香恵のアルバイト先の万年筆屋に客として訪れる。


 前の住人が残した日記を興味本位で読み始めた香恵。それは、小学校教師・真野伊吹のものだった。教師を目指す香恵にとって、そこに書かれている文章は教師として手引きに思える文章。やがて、日記の内容は伊吹の「恋」について綴られ、それに同調するように香恵の恋も大きく動き出す。


 『感想』


 一足お先に、試写会にて観賞(っつーても、公開2日前の試写会なんて、先行ロードショーみたいな感じですが←パンフ買えないしw)いやね、元々観る予定なかったし、作品としてそれほど期待してませんでした。えぇ。どーにも予告の印象がベタなラブストーリーに思えて。


 今じゃすっかり「女王様」と讃えられている?沢尻エリカ様ですが、映画の役は、シンプルな女性が多い気がします(つっても、彼女の出演作品を観るのはこれで2回目ですが)純情を絵に描いたよーな大学生・香恵。万年筆屋のアルバイトとゆー設定もちょっと「お堅い」イメージを漂わせます。


 そんな香恵が読んでしまう新米教師・真野伊吹の日記。この日記の内容と香恵の生活が交合に映し出されるのですが、観ていて「イルマーレ」と「恋するマドリ」をかけて、2で割ったよーな感じがするんですよ。パクっているとかそーではないんですケド、感覚的に近いモノを感じます。


 真野伊吹は、クラスを受け持つことになって4年2組のこどもたちに灰谷健次郎の「太陽の子」とゆー言葉を伝える。すべての生き物は太陽の下で産まれ、太陽の下で育つ。フツーに聞いてもいい言葉ですが、竹内結子が言うことによってより、温かみが増すから不思議。


 序盤は、香恵の新生活と伊吹の新米教師ぶりを見守るよーな形でお話が進む中で、香恵にはある悩みの種がw友人の彼氏が香恵に色目を使いはじめる(友人は、海外に留学)このエピソード自体は、そんなに深くお話に絡んでないですが、あるシーンでこの友人の彼氏が思わぬ障害となってしまうのは、笑っていいやら、嘆いていいやら。


 純粋な香恵と真っ直ぐな伊吹。伊吹が教師として、さりげなくかけた一言がある女生徒には重荷となり不登校に。どんな言葉でも万人を救うことは出来ないし、時には逆効果すらも与えてしまうんだと伊吹の「心の力」が試されているよーにも感じます。


 伊吹の日記を読み進める香恵は、伊吹の思い人「隆」を勝手に自分の好きな映画の主役にダブらせることで想像を膨らます。客として出会ったイラストレーターの石飛リュウを意識するよーになり、ほのかな恋心は、やがて伊吹の日記の内容をなぞるかのよーに香恵の心を覆う。


 石飛リュウとゆー男性がなんともつかみ所のない感じなんですが、手は届かないケド、常にそこにいるみたいな(まさに雲のよーな)ところで、この伊勢谷友介って、今けっこー売れてるんですね。夏に観た「図鑑」にで出てたし、「ジャンゴ」(未見)にも出てるんですよね。


 主要3人の存在感もなかなかですが、脇を固める永作博美や板谷由夏の演技もいいですよ。特に香恵の働く店の従業員・可奈子(永作博美)は、姉のよーに香恵をやさしくフォロー。石飛リュウの仕事仲間・山崎星美(板谷由夏)も香恵の気持ちを知った上での接し方とか。板谷さん、「サッド」に引き続き、いい役演じてます。


 伊吹の日記の中に綴られているある微笑ましいエピソードが後半、香恵にとって衝撃の事実をもたらすことになった伏線の見事さにハッとさせられました。そして、君代が「翼をください」を唄っているシーンでモロに涙してしまいました゚・(つД`)・゚あそこで、エンドロールがはじまってもおかしくない感じでした(いやいや、本筋はまだ終わってねーし)


 伊吹の生徒・君代。予告で1シーン見た時は「2年前の志田未来(つまりは、女王の教室の時)」に似ている印象でしたが、似ているのは髪型だけでした(爆)でも、すっごい大事な役です。志田未来とは違った味を出しています。伊吹が君代のことを語る最初の部分で、遠足の写真の中に急に雨が降る演出が好きだった。みんなが去り、写真の右上の丸く囲われた君代の写真だけが残された切なさ。


 伊吹が教え子にあげていた「伊吹賞」なんかもすっごい演出だったかな。現実的に、今の学校でこーゆーことをやると「差別だ!」と騒ぐ保護者とかいそーですがw香恵は香恵で、確りマンドリの練習をしたのに定期公演で睨まれるハメになったりw


 クライマックスで、日記の破かれたページを読むシーン、肩越しに見えるあの絵と日記の内容にはいい意味でヤラれました。香恵がそのページと日記を託すべきところに託したんだとジーンとしちゃいました。そして、その報告をしに行った香恵が見た光景がなんともキレイに映画を締めくくっていた印象。


 小学校教師を目指すとゆー香恵だけに、ラストは教壇に立っているのか?とも思っていたのですが、安易なオチに持っていかず、ひとつの恋を見届けて自分の道を「心の力」でしっかり踏みしめてゆくよーな印象を受けました。YUIの主題歌もしっかり余韻に浸れるほど、見事に作品にマッチしてました(書き下ろしですかね?)


 ところで、劇中で香恵役のエリカ様がどーしてもとあるタレントさんに見えてしまってしょーがなかった。あえて、誰かは言いませんがwそして、そんな香恵が劇中でマンドリで演奏する「ともしび」とゆー曲。この曲の出だし部分がどーしても、あの懐かしのアニメ主題歌に…。ホント、直接映画の感想とはまったく関係ないんですがw

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