夕凪の街 桜の国
2007 / 07 / 28 ( Sat ) 16:30:40
評価:◎ 評価表(★:絶賛! ☆:面白い! ◎:良かった♪ ○:普通 △:ややつまらない 凹:ヘコむ ×:観ちゃいけない) 『あらすじ』 昭和33年、広島に原爆が投下されてから13年後。復興に活気の中で、家族を原爆で失った皆実は自分が幸せを掴むことに戸惑いを隠せない日々を過ごす。(夕凪の街) 平成19年の夏、定年を迎えた父親の行動が日増しに怪しくなることに一抹の不安を抱く七波。ある夜、父親を尾行することを決意する。父親は夜行バスで広島へと向かおうとしていた。(桜の国) 『感想』 「夕凪の街」 「落ちたんじゃない、落とされた」とゆー言葉が皆実の口から発せられ、誰かの意志(殺意)によって、広島に原爆は落とされ、その影響は見た目、元気な人であっても何年か経ち、その体を蝕んでゆく残酷さ、幸せを夢見ながら、その幸せを掴むことに躊躇してしまう。 極端な演出をせず、広島に住む人々の生活を丁寧描き、そこで活きてゆくことと「原爆」とゆー事実に対する様々な反応。あまりにも現実離れした脅威に口にすら出来ないとゆー実状。本編の中で皆実が唄ういくつかの歌は、優しくもあり、心と体に傷を負った者の小さな悲鳴にも受け取れます。 思いを寄せる男性に心情を吐露し、心の荷を下ろした皆実に「「生きとってくれて、ありがとう」と言葉がかけられ、その言葉こそが皆実にとって一番の救いの言葉だったんじゃないでしょうか。幸せを掴むことより、自分は「生きていていい」と思えたことが彼女にとっての安らぎではと。 「桜の国」 七波とゆー女性は、現代っ子とゆーか、家族のことは心配しながらも何処かサバサバしていて、行動も直感型?父親を後を追って広島に幼馴染みとゆく(自分は、お金持ってないのに)行動も、彼女自身が思い立ってとゆーよーな感じではないので、自分の家族と「原爆」との繋がりを一歩一歩確認するよな流れは、あくまで彼女と「原爆」との繋がりは、この旅?によって始まっているよーに思える。 母親や祖母の死を心の奥にしまい、その頃住んでいた町のことを忘れようと心掛けてきた七波にとって、東子とゆー存在はその頃を思い出してしまう存在であると同時に、もうひとつの繋がりがあり、やはりそこには「原爆」とゆー事実を浮き彫りにして、「遠い日に出来事」ではないんだと。どんなに時が経っても、どんなに些細ではあって、やはりそれは「原爆」とゆー事実がもたらした結果であり、今もその事実を抱えて生きてる人々にとっては、忘れることの出来ないことなんだと。 「桜の国」の中で、「夕凪の街」の後日談が描かれることで皆実が亡くなったあとに、母親と弟(旭)が、辿った軌跡を見るにつれ、旭も辛い現実の中で、それでも自分の思いを貫く様や、凪生(七波の弟)の背負ったモノに対する、七波なりの気遣いは温かさを感じます。 主演ふたりに関しては、やはり麻生久美子さん(皆実)の方が一枚上手とゆーか、感情の表現も見事です。なっちゃん(七波)は、物語の中でちょっと突飛な印象を受ける部分もあるので、自分の家族と原爆との繋がりの中で、色々気付いてゆくワケですが、ふと自分の父親(旭)の思い出を振り返るシーンは、もう一工夫欲しかったかな。 プログラムと一緒に写っているのが入場特典のクリアファイル 前売り特典は、扇子 |
|
|
|
◆◆
>kiraさん コメントありがとうございますm(_ _)m 幸せを夢見ることが皆実にとってどれだけ 障害だったのか、それを取り除いた打越 の言葉は、彼女にとってどんな幸せより 温かかったことと感じます。
by: たましょく * 2007/08/07 10:37 * URL [ *編集] * page top↑
|
|
管理人の承認後に表示されます【2009/01/20 17:18】
管理人の承認後に表示されます【2008/11/04 16:04】
管理人の承認後に表示されます【2008/08/23 12:34】
「夕凪の街 桜の国」★★★☆見て戦争について少しでも考えたい麻生久美子 、田中麗奈 、吉沢悠 主演佐々部清 監督、2007年、118分原爆投下から13年後の広島と現代の東京の二つが舞台の映画8月の公開は日本人に大切な時期ということで正解と... soramove【2007/09/01 20:08】
あの日の あの場所 消せぬ遺伝子
この映画、一応は2部構成。原爆投下から13年後の広島を舞台にした「夕凪の街」と、それから50年後の現在の東京を描いた「桜の国」。
まず「夕凪の街」。母フジミ(藤村志保)と2人で暮す平野皆実(麻生久美子)。彼女に... 空想俳人日記【2007/08/25 21:06】
閣僚による「原爆投下しょうがない」発言が世間を賑わせた今夏。さらに原爆症認定問題もクローズアップされているなか、素晴らしい映画が登場したように思う。 ネタバレ映画館【2007/08/25 03:12】
夕凪の街 桜の国 試写会(イマジカ試写室)「原爆は落ちたんじゃなく落とされたんよ」一瞬で人も街も吹き飛ばされた。誰かに死んでしまえと思われていた。とてもとても恐いことです。そこにいたというだけの人が全てを失い、かろうじて生き残った人も「どうして自分は 駒吉の日記【2007/08/24 17:44】
ピカあるいはピカドン、その新型爆弾の毒にやられて苦しむ人が、いかに多かったことか、その威力は遠く岡山にあってさえ窓ガラスを震わせたという・・・ 昭和33年広島、平野皆実(麻生久美子)は父と妹を原爆で亡くし、弟の旭は叔母の養子となって遠く水戸に疎開し、母フ 茸茶の想い ∞ 〜祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり〜【2007/08/18 23:04】
監督:佐々部清出演:麻生久美子、吉沢悠、田中麗奈、中越典子、藤村志保、堺正章『広島のある 日本のある この世界を 愛するすべての人に』広島の原爆の映画・・ということだけしか知らずに見に行ったのですが・・戦争がテーマというわけではありません 日々のつぶやき【2007/08/13 12:56】
希望は咲き誇る。 Akira's VOICE【2007/08/12 12:29】
ヤクルトホールで行われた「夕凪の街 桜の国」の試写会に行ってきました。こんな内容の映画です。『原爆投下から13年後の広島。そこに暮らす平野皆実(麻生久美子)は、打越に愛を告白される。だが彼女は、原爆で父と妹を失い、自分が生き残っているという事が深い心の傷... Thanksgiving Day【2007/08/11 11:32】
「夕凪の街 桜の国」を観てきました〜♪昭和33年、広島市・・・皆美(麻生久美子)は、建築会社の事務をしながら、母を支えつつましく生きていた。恋愛も贅沢も無縁の生活、皆美の心の中には原爆で生き残った事が負い目になっていた・・・平成13年、東京で暮らす七波(田中 観たよ〜ん〜【2007/08/11 07:14】
製作年度 2007年 上映時間 118分 監督 佐々部清 出演 田中麗奈/麻生久美子/藤村志保/堺正章/吉沢悠/中越典子 昭和33年広島、皆実(麻生久美子)は同僚の打越(吉沢悠)から求愛されるが、彼女は被爆した心の傷と、自分が生き残った罪悪感に苦しんでいた。やがて、皆実に原 to Heart【2007/08/07 10:31】
人気ブログランキングの順位は?広島のある日本のあるこの世界を愛するすべての人へ広島 あの日から十三年消し去れぬ想いそして、現代ふたつの違う時代に生きる二人の女性が、今ひとつの物語を紡ぎはじめる。生きとってくれて あ.... ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!【2007/08/04 00:14】
長く生きて。そして、忘れないで。とあるTV放送局の街頭インタビューで、8月6日が何の日か若い人に聞くと、答えられない人が多いのだそうだ。8月6日とは広島に原子爆弾が投下された日である。本作品は広島に落とされた原爆を題材に、過去と現在というふたつの時代を描 シネマログ 映画レビュー・クチコミ 映画レビュー【2007/07/31 10:19】
シネリーブル梅田で『夕凪の街 桜の国』を観てまいりました。まだ公開2日目ということもあってか、大盛況。14:25の回を観ようと13:50に劇場に到着しましたが、整理券は90番。122席のシネマ1は立ち見も出る満席でしたが、その前の回も後の回も同様のようでした。 原作は 健康への長い道【2007/07/30 01:04】
「夕凪の街 桜の国(田中麗奈:主演)」に関連するブログ記事から興味深いものを選んでみました。ぜひ、読み比べてみてください。 「平成16年度文化庁メデ... ブログで情報収集!Blog-Headline/enjoy【2007/07/29 22:06】
|
|
* HOME *
|


