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 王殺しの罪を着せられた王子は、ドラえもんの道具を使って国を救う!?


 このタイミングでこの作品を実写映画化した意図は、よく分からないケド
まー良くも悪くも王道的な感じかと。アクションもなかなかですが、全体的
には、予定調和過ぎて、あまり興奮しない。

 個人的には、主人公よりも主人公を追っていたナイフ使いのキャラの方が
魅力的でした。あと、スキンヘッドなベン・キングズレーは、やっぱそーゆ
ーキャラなんだとw

 つまらなくはないケド、際立った面白さもない。率直な感想として。シリー
ズ化するなら、あのオチじゃ、どーだろーか。都合良過ぎかな。
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2010.05.29 春との旅
 身寄りのない祖父と孫娘。生活に対する不安から親族縁者を訪ねる旅に
出るも、微かな希望と大きな不安は、ふたりの心にのしかかる。


 観てきました。観ないと後々、後悔するような気がして。


 頑固な祖父と健気な孫娘。でも、ふたりは和気藹々としているのではなく
切羽詰まり、それでもなんとか支え合おうとちぐはぐな歩幅を合わせようと
する。

 人の話を聞かず、思うがようにやってきた忠男と否応なしに厳しい環境に
身を置くことになった春。はねつけられ、されどそこには「憎しみ」ではなく、
確かに身内ならではの「愛」がある。

 ダメな祖父・忠男の言動がいつの間にか、やわらかさを帯び、責任感の強
い春の心境にも大きな変化が訪れ、求めれば拒まれ、差し出されれば拒ん
でしまう。ふたりの旅は、人の温かさと生きてゆく強さを与えてくれました。


 本当に観て良かった映画でした。
2010.05.23 南極料理人
 見渡す限りの氷の大陸に開店した3つ星レストラン!?


 本当なら、昨年の夏に劇場で観ていたハズが色々あってやっとチェック出来ました。
「かもめ食堂」が好きな人なら、ツボじゃないかと思います。南極とゆー厳しい環境の中で
8名の隊員たちの悲喜こもごもな生活感と調理担当の西村がふるまう料理の数々。

 時に見せる悲哀が極地生活の大変さを垣間見せながらも、湿っぽくせずに逆境を笑い飛
ばすぐらいのバイタリティーを感じられる作品。大きな展開よりも登場人物たちの見せる人
間らしさが心地よい。

 おいしいと感じることぐらいは、極地であってもフツーの感覚でそう思いたいと思わせてく
れる。容易でないことを容易に受け入れられなくても、それを何に置き換えることで順応して
ゆく人のたくましさも良かった。
 とある心理学者が夫の死と患者の恐怖の果てに見た真実とは?


 作品的には「パラノーマル・アクティビティ」より前の公開ですが
世間的には、こっちがあまり話題に上がらなかったのは、ドキュメン
タリー的な要素とフィクション的な要素の割合の判断が難しかった?

 でも、なかなか興味深い作品でした。心理学者・タイラー博士の独
白が淡々と語られる中で、実際の「催眠療法の記録映像」に映し出さ
れる現象。患者の恐怖を取り除こうとすればするほど、恐怖が博士の
中に芽生える。(いや、覚醒する?)

 物語としての真実がどっちなのか、それは見た人次第。まさに本編
の中で「見ない(体験しない)と、理解出来ない」とゆー言葉に集約さ
れているかと。エンドロールがいい意味で博士を後押ししてる。


 簡単に言えば、モルダーが出てこないペケファイル?
 まるっとするっとお見通しされちゃっている山田と頭脳明晰な小心者・上田のコンビ
がまたもや怪しい村の怪しい風習に集う怪しい人たちと怪しい対決を。


 シリーズ通しての定番のユルい笑いを散りばめながら、細かなところまでネタを仕込み
分かる人だけにしかウケないよーなモノだったり、何が起こる予測出来ても笑えてしまう。
まるで「ドリフ」的な感じになりつつあるトリック。


 山田と上田のコンビがこうして、見られるだけでいいと思うし、3作目とゆー重圧?を
まったく感じさせないテイスト。1も2も今作も、基本的には一緒。それでも笑えるし、
ちゃんと事件としての「やりきれなさ」を表現している部分も。そして、ある伏線も…


 TRICKも10周年とゆーことは、仲間由紀恵は20才から山田(●乳)のキャラをや
っているワケか。ヤンクミが復活しないであろー今、山田(●乳)のキャラは、これからも
こんな調子で頑張って欲しいw

 あれ?今回、「次郎号」出てこなかった?(昨日の「矢部」には、あったのに…)
 哀川翔主演100本目の作品として作られた「ゼブラーマン」の続編?


 人々を統制するために「ゼブラシティ」が作られ、ゼブラタイムとゆー粛清の時間に
よって、市民が都市のルールによって消される。かつてのヒーローは、自分がゼブラー
マンであったことすら、思い出せない。


 ちょっと言葉に出来ないほど、久々に「ハ●レ」を引いた。


 監督の独特な演出にケチをつけるつもりはないケド、これは…


 公開前から話題?になっていた、ゼブラクイーン(仲里依紗)の過激さを全面に押し出
し物語は、困惑と破綻をダラダラと続け、どこか見せ場なのかすら把握出来ないまま、
映画終了。


 言っておきますが、別に過剰な期待は何もしてませんでした。


 してませんが、ここまでのモノだとは、思ってもみませんでした。


 あの自称・25才の子役の娘が今後、活躍してくれることを願うばかりです。