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サイズ変更L

 評価:◎           佐藤めぐみ(( ;゚Д゚))ガクブル度:68%

 評価表(★:絶賛! ☆:面白い! ◎:良かった♪ ○:普通 △:ややつまらない 凹:ヘコむ ×:観ちゃいけない)

 『あらすじ』

 デスノートによってもたらされた一連の「キラ事件」を解決する為に日本へとやってきたLは、自らの名前をデスノートに記入することで「キラ=ライト」の裏を掻き、見事事件を解決へと導いた。しかし、それはLにとって最も信頼するべきワタリを失い、自らの命も投じたモノだった。

 残された23日間でLは、未解決事件を次々と解決する中で、ワタリにコンタクトする少年「BOY」と出会う。タイで散布された「殺人ウィルス」を巡って、Lとふたりの子供と謎の集団による「世界の未来」をかけた、Lにとって最後の事件がはじまろうとしていた。

 『感想』

 このお話は、あくまでも「L」とゆー人物にスポットライトを当てたお話なので、「デスノート 外伝」とは、ちょっと違うよーな気がします。ま、スピンオフっちゃ、スピンオフなんでしょーが。それにしても、Lを観る度に、いつかは「トシオ」とか言ってくれるんじゃないかと思う気持ちになってしまう。

 「デスノート」がキラとLの頭脳戦だったのに対して、今回は、Lの苦手とする分野?がメインなだけにイスに座って、おかしをむさぼってるだけではないですw「殺人ウィルス」を使って「世界の浄化」を目論む組織がLとやりあうワケですが、コイツら「武力」を振りかざすので、Lとしてはかなり苦労させられる印象。

 驚いたのがこの作品の世界には、Lの他にもアルファベットのコードネームで呼ばれる者が沢山いる!タイで諜報活動をしていた「F」や、殺人ウィルスの開発に関与している「K」。どーやら、コレはワタリが設立した「ワイミーズハウス」と深く関わっているみたい(推測ですが)

 今回のLは、子供の相手をさせられたり、やたらと走らされたり、猫背を矯正させられたりしますが、基本的に表情はやっぱないが………。で、そんなLと対峙する「ブルーシップ」とゆー組織。「環境保護団体」とゆー表の顔とは裏腹に、かなり武闘派な人たちですが、なんとなく「見た目」がヤワいw

 工藤夕貴は、今回のお話でLの敵となる科学者ですが、なかなか存在感もキレ者っぽくって良かったです。しばらく日本の作品ではお姿見掛けてませんでしたが。工藤演じる九條と手を組んで、良からぬ事を考える男・的場に高嶋・弟。左目をグレーに濁して、存在の不気味さをアピールするも、やや九條の影に隠れちゃっている感じします。

 で、ブルーシップのメンバーたち。男2人、女1人なのですが男2人がやや気弱そうな印象に対して、女性メンバー役の佐藤めぐみは、かなりバイオレンスな印象。ウィルスによる感染描写と相まって、彼女が出演しているとサスペンスとゆーよりは、ホラー色が強く押し出されている感じします。

 Lが保護する二階堂博士の娘役の福田真由子。彼女も世間的な注目度はどーか分かりませんが、天才子役と言った感じします。目の前で父親を殺され、父の残したメッセージを頼りにLと接触するのですが、年齢以上にしっかりしている雰囲気を持っていて、意志の強い眼で見事に役を演じているかと。

 お話的には、「デスノート」に比べるとうやや「ありきたり」な印象もあり、見事な駆け引きがないのはちょっと残念ですが、役者たちの演技も良いので、及第点かと。しかし、でも、ひとつだけ。なんで「ナンチャン」なんだろ。正直、演技も目が当てられないし、そんなに必要性を感じる役でもない(ま、L的にワタリを失って、サポート役が必要だったのでしょーが)

 で、物語の中に出てくる「BOY」と呼ばれる少年。活躍シーンは、少な目ですがLを導く大きなヒントを与えてくれる重要人物。しかも、この少年はLによって、ある名前を授かることになるのですが「デスノート」を知っているとニンマリ( ̄ー ̄)しちゃうかも(なんとなくそーじゃないかと思ってましたがw)

 クライマックスは、「ダ●ハード」ちっくな感じですが、邦画としてはそこそこ迫力あったんじゃないかな~。まさか、こんな展開になってゆくとはw全てを終えて、夕陽に向かって歩いてゆくLの背中に哀愁を感じてしまいました。あと、エンドロール後に「映像」アリです♪

 ※プログラムが900円と高いですが、一応「グッズ付き」の値段みたいですw

サイズ変更特典・L

前売り特典・ストラップ
(4種類から1つ選べましたwチョコレートにはLの歯形がw)

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サイズ変更チーバスの栄光

 評価:○          危険な綱渡りと………度:48%

 評価表(★:絶賛! ☆:面白い! ◎:良かった♪ ○:普通 △:ややつまらない 凹:ヘコむ ×:観ちゃいけない)

 『あらすじ』

 バチスタ(拡張型心筋症)手術を手掛けるスペシャリストで編成された「チーム・バチスタ」。成功率60%と言われる難易度の高い手術を26回連続で成功させ、その名を国内外に轟かせる。しかし、27回目の手術から栄光の歯車は狂いはじめ、3回連続の術死が起こる。

 事態を重くみたい病院側は、外科の知識のまったくない心療内科医の田口公子に内部調査を依頼。患者の愚痴を聞くことが仕事だった田口は、チーム・バチスタの7人にそれぞれ接触し、内情を探るが何も発見出来ない。しかし、手術に立ち合った田口の前で再び「術死」が発生。それと共にある男が田口とチーム・バチスタの前に現れる。

 『感想』

 原作は、現役医師が書いた医療ミステリーだそーで。突然、無理難題を押しつけられた田口がチーム・バチスタの7人を動物に見立てながら、探るも、自分の専門外なことに戸惑いながらも「白」と判断するまでが序章。そこに型破りな役人・白鳥が登場することで、「静」から「動」へと転換。

 チーム・バチスタの核とも言うべき外科助教授の桐生を演じる吉川晃司。多分、彼の演技を見るのははじめてだケド、なかなかの存在感でした。ま、あとの6人はなんか「添え物(佐野史郎除く)」的な感じがします。そんな彼らを調査する心療内科医の田口は、人を動物に例えながらもやけに素直過ぎる面がw

 ミスリードや伏線、一応「どんでん返し」的な要素もあるし、手術シーンの緊迫感はすごく伝わってくるのですが、7人の容疑者のキャラがやや弱い気がする。調べてゆく内に利害関係やドロドロしたモノを見えてくるのですが、かと言って7人に1回ずつ「容疑」がかかるほどの演出はなし。

 つか、大友とかはチームに入れちゃいけないだろwあのテンパり方で「栄光の7人」とか言われても…つか、大友はそもそも「7人」に含まれてないよーな気がする(「プロジェクトX」風、紹介ビデオ見ても)で、主演ふたりですが、キャラ的には及第点ですが、思ったほど活躍シーンがないw「真相」も苦労の末に明かされたとゆー感じではないかな。

 最近、「平泉成」のモノマネをする人が増えたせいか、本家の平泉成さんの演技がちょっと「荒れて」いるよーに感じるのは、気のせいか。(ま、シリアスからコメディまで出来る俳優さんですが)あと、無駄に野際陽子をキャスティングして、アベちゃんと共演させているあたりは、どーも「トリック」を意識してないこともないのかもしれない。

 つか、バットを当てる方が100倍難しいと思う(謎)